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胸焼け
自然療法医師 大串サラ
質問:何年も制酸剤を服用していますが、一時的に症状が軽くなるだけです。自然療法ではどんな治療をするのでしょう?
回答: 胸焼けに対する従来の治療法では、胃酸が多すぎるという仮定のもとに、酸を中和する薬( Tums 、 Rolaids
等)又は酸の生成を止める薬( Zantac
等)を処方します。しかし、意外なことに、胸焼けの症状を持つ多くの人は実際には胃酸が不足しているのです。酸が少ないために消化が遅くなり、胃を空にす
るのに要する時間が長くなっているのです。低胃酸は消化不良の人によくみられます。
胃酸(塩酸)は非常に重要な役割を果たしています: 摂取された細菌を殺し、蛋白質を分解する酵素を活性化するために必要な低p H
環境を提供します。胃酸はミネラルの吸収にも大事です。胃酸が足りないと、肉や牛乳を大量に摂取していても鉄不足(貧血の原因)やカルシウム不足(骨粗鬆
症の原因)になることがあります。
消化は口の中で始まります。空腹になって食べ物のことを考えると、唾液が出てきます。そして次に胃が酸を放出し、すい臓が消化酵素を放出、というふうに消
化器系を下っていきます。これらの機能は「闘争・逃亡」本能から生じるストレスによって抑制されます。例えば、虎に追いかけられているときは食べ物の消化
は後回しにして全てのエネルギーを筋肉と心肺にそそぎこんで逃げまくるようになっているのです。ところが、現代社会においては、多くの人々が常時ストレス
を感じているために消化機能の不調が多いのです。
良い消化のための理想的な条件を以下に列挙しておきます:
・ 空腹のときに食べ、満腹になったらやめる
・ (運転しながらとか働きながらではなく)意識的に、そしてリラックスした環境で食べる
・ ゆっくりと食べ、よく噛む
・ 自然食品を食べ、加工食品を避ける
・ 食事と食事の間に水をたくさん飲み、食事中は少しだけ飲む(水を飲みすぎると胃酸と消化酵素が薄まってしまいます)
・ 活動的な日中にたくさん食べ、夜は控えめにする(睡眠中は消化は殆ど起こりません)
・ 食べた後に少し散歩する
胃酸が不足している場合、食事の 15 分くらい前に小さじ一杯のお酢又は少量の苦い薬草チンキ(タンポポ、 goldenseal など)を飲んでおくと、消化器系が活性化されます。食事の際に消化酵素のサプレメントを飲むだけで十分な場合もあります。
自然療法医として、私は消化を改善するための対策をいろいろ知っています。多くの人々は、おなかが少し痛かったり、おなかが張っていたり、あるいは便秘し
ていたり、といった状態をやむなく受け入れていますが、こうした症状は簡単に治る場合が多いのです。自然療法医は患者の症状に応じてもっとも妥当なサプレ
メントを処方したり、あるいは詳細な検便によって患者の消化器系のどこに弱点があるかを見つけることができます。私はある種のストレス管理テクニックやダ
イエットを勧めることがありますが、常に患者さんと相談しながら話を進めていきます。
最後になりますが、私の好きな療法はホメオパシーです。ホメオパシーは個人個人の違いに非常によく対応した医療システムです。自然医学という大枠の中でホ
メオパシーという特定の療法を用いることにより、身体的、精神的、感情的レベルを含めて全人的にクライエントを治療することが目的です。そのときの症状を
軽減するだけでなく、クライエント自身が自分の全体的な健康レベルを引き上げるお手伝いをさせていただくことを目指しています。
注記 : 本稿は直接的な医療アドバイスの代わりにはなりません。詳細については大串サラ( sao@imagina.com )
までお問い合わせください。また、電話( 503-703-7825 )で無料の 20 分医療相談を予約することもできます。
ドクター大串は自然分娩の助産婦の資格も持っていて、妊娠、出産、産後の全てにわたるお世話をいたします。自然療法医として、小児科を含むファミリーケア
もいたします。オフィス: 2207 NE Broadway, Suite 200(予約制)
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