Sara Ohgushi, ND LM
Naturopathic Physician
and Midwife
 
  
 
 
 
 
 

妊娠中に良くある症状

文責  大串サラ(自然療法医・助産師 米国オレゴン州ポートランド)

質問 :  妊娠中に良くある症状にどう対処したらよいか教えていただけますか ?

答え :  妊娠は喜ばしいことであるべきですが、いろいろ不快な症状に苦しむこともあります。これは大きなテーマですが、ここでは良くある不快な症状についてお話します。

吐 き気 :  実際に吐いてしまうかどうかにかかわらず、妊娠中に良くある吐き気はつらいものです。吐き気がするということは、ホルモンが妊娠をサポートしているという ことを意味するという点でいいことです。そして、ほとんどの場合受胎後12~15週間で症状がかなり軽快します。対処法のヒント(全ての女性に効く万能薬 はありませんが):

* 食事は少量ずつ、ひんぱん (2,3 時間おき ) にして、食べ物を持ち歩くようにしてください。空腹は吐き気につながります。
* saltines のようなシンプルなクラッカーを枕元に置くようにしてください。そして、朝寝床を離れる前に2,3枚ゆっくりと食べてください。

* 栄養に気をつけて、ジャンクフードは避けてください。しかし、食べられるものの種類が一時的に少なくなるのは心配しないでください。 妥当な範囲内でご自分の食欲に従い、食べられるものを食べてください。

* 生姜(しょうが)湯を試してください。市販のティーバッグをお湯に入れるか、生の生姜をすったものを水に入れてわかしたもののどちらでもかまいません。はちみつで甘味をつけることもできます。

* 梅干が効くという女性もいます。 果肉の部分をお湯に入れてすするか、あるいはおかゆに入れてください。梅干の種をしゃぶるのがいいと言う方もおられます。

* ご主人やご家族の皆さんに対していらいらを感じたり、一人になりたくなったり、臭いを強く感じる場合は、ホメオパシー薬の「 Sepia 」を試してください。 Sepia 30C (自然食品店で入手可能)を2,3粒、 2 , 3 時間おきに服用するか、吐き気がするときに服用してください。 ホメオパシー薬は妊娠中も新生児にも非常に安全です(ハーブやサプリメントの場合は必ずしもそうは言えません)。ホメオパシー薬は何百種類もありますが、 Sepiaは妊娠中の多くの症状に対して効果的です。

胸焼け :  食後の胸焼けは妊娠中によくあります。横になっているときに特に起こりやすく、胎児が胃を圧迫するほど大きくなる前にも起こります。これは妊娠中のホルモ ンの影響で胃酸が減少し、食べ物が胃に長く滞留しすぎるためです。酸が多すぎるように感じますが、実際にはその反対なのです。Tumsのような制酸剤を服 用するとそのときはいいかもしれませんが、栄養の吸収が妨害されます。なぜなら栄養の吸収には胃酸が必要だからです。

その代わりにたとえば、

* 毎食前に小さじ一杯のリンゴ酢を飲むと、胃の消化を促進します。

* 消化剤 : シンプルな chewable の ( 噛めるタイプの ) パパイヤまたはパイナップル酵素あるいは広範囲の酵素 ( プロテアーゼ、アミラーゼ、およびリパーゼなど ) を含有するカプセルを試してください。毎食前に消化剤を1つ咀嚼あるいは服用してください。忘れて後で症状が出たらそのとき服用してください。

* 食事の後、特にたくさん食べたあとはすぐに横にならず、少なくとも 30 ~ 60 分待ってください。 .

* にんにく、たまねぎおよび辛い食べ物は避けてください。

便秘 :  それまで便秘の経験がない方でも、妊娠するとしばしば腸の動きがにぶくなります。下剤は流産の原因となるものが多いので、服用しないようにしてください。

その代わりにたとえば、

* 新鮮な果物と野菜をたくさん食べてください。

* コップに 6 ~ 8 杯の水を毎日飲んでください。

flax seed ( 亜麻仁 ) をすったものを大さじ一杯、毎日服用してください。 すでにすられたものを買うか、あるいはコーヒー豆ひき器を使ってすってください。ジュースに混ぜてすばやく飲み、その後コップ一杯の水を飲んでください。 あるいは、バナナ、冷凍ベリー、プロテインパウダー、豆乳などと一緒にミキサーで混ぜてflax seed入りプロテインドリンクにして飲んでください。ミキサーでこなごなになるので、飲んでもわからないくらいです。

* タラ肝油。毎日大さじ一杯。 このコラムをよく読んでおられる方はご存知でしょうが、私は Carlson's lemon-flavored cod liver oil の大ファンです。 魚臭くなく、しかも良質の脂肪がたっぷり入っています。この良質脂肪は胎児の脳や神経系の発達に必要であるばかりでなく、妊婦の皮膚、関節、目などにも必 要です。また、お通じがよくなるという副次的な効果もあります。

妊娠の最初の三ヶ月で妊婦検 診を始めることが大事です。 症状があったら問診時に必ず医師に話し、また症状が悪化したときは電話してください。薬が必要になる場合もあります。しかし、多くの場合はただ生活様式と ダイエットを工夫するだけで十分です。ときにはホメオパシー薬が役立ちます。妊娠は自然に進行して自然に終わるものであり、最後にはすばらしいご褒美が 待っていることを忘れないでください。

注記 : 本稿は直接的な医療アドバイスの代わりにはなりません。詳細については大串サラ( sao@imagina.com ) までお問い合わせください。また、電話( 503-703-7825 )で無料の 20 分医療相談を予約することもできます。 ドクター大串は自然分娩の助産婦の資格も持っていて、妊娠、出産、産後の全てにわたるお世話をいたします。自然療法医として、小児科を含むファミリーケア もいたします。オフィス: 2207 NE Broadway,  Suite 200 (予約制)

 

 


   
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