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水中出産
文責 大串サラ ( 自然療法医 )
質問 : 水中出産について聞きたいのですが ?
答え : 妊娠末期の女性にとって、暖かいお風呂に入るのはゆったりして気持ちの良いものです。ですから、陣痛・出産時の母子にとって温水に効能があるのは驚くに足りません。
胎
児は 9
ヶ月の間、体温の水に浮かんでいたのです。分娩浴槽の温度は36.5~38℃に保たれるため、赤ちゃんには同じような温度の温水にすんなり移行することが
できます。赤ちゃんが水面に持ち上げられて空気に触れたときに初めて呼吸本能が目覚めます。赤ちゃんの頭は水面の上に支えられ、体の方は温水の中でお母さ
んの胸の上に暖かく、ゆったりと安らぐことができます。母子の状態によりますが、胎盤が出てくるまで二人とも温水の中に留まることもありますし、そばにあ
るベッドに移してもらう必要があることもあります。
赤ちゃんが水中で生まれるかどうかにかか
わりなく、陣痛の間に温水風呂に入ることは自然分娩のためにとてもいいことです。ヨーロッパでの研究によると、妊婦が陣痛時に温水中にいた場合は鎮痛剤そ
の他の医療介入が少なくなっています。また、分娩浴槽の中だと妊婦がリラックスできるので、陣痛が短くなる傾向があります。さらに、温水により妊婦の組織
が伸びやすくなるため、会陰の裂傷が起きにくくなります。
分娩浴槽は妊婦が坐っているときにお腹まで覆われるくらいの大きさが必要です。できれば、旦那様も一緒には入れるくらいの大きさが好ましいです。子供用の膨らまし式プールの中には大きさ、深さとも十分なものがあります。浴槽のレンタルもあります( www.waterbirth.org で
問い合わせることができます)。
多くの病院は陣痛用にさまざまな大きさの泡風呂または浴槽を用意してますが、水中出産を許可する病院は少ないです。ポートランド近辺での例外は
OHSU の Nurse Midwifery Faculty Practice ですが、ここでも水中出産を許可する条件は厳しいです。
ポートランド近辺ではこの他に Andaluz Waterbirth Center
があります。ここは認可された助産婦が運営している小さな出産クリニックです(病院ではありません)。
妊
婦が陣痛時の過ごし方を最も自由に選べる自宅出産では、分娩浴槽を用意するのが一般的です。自宅出産ではいろいろな器具が用意されますが、ほとんどの場合
は使用されません。自宅出産に立ち会ってきた私自身の経験から言うと、たいていの妊婦は陣痛期間の少なくとも一部を分娩浴槽の中で過ごします。妊婦によっ
ては、いったん入ったらもう出たがらない方もおられます。入ったり出たりする方もいます。あまり早くから浴槽に入ると陣痛が遅くなってしまうので、子宮口
開大が少なくとも4cmになるまで待つべきです。初産の場合、胎児の下降と押し出しのために浴槽の外の重力が必要な場合があります。ですから、水中での出
産にこだわりすぎない方がいいです。
水中出産は万人向けではありません。多胎妊娠、高血圧な
どの難しい条件での妊娠、胎児に異常がある場合、ピトシンで陣痛を誘発した場合などは水中出産は禁忌です。(場合によっては陣痛期間の一部を分娩浴槽内で
過ごすことができるかもしれません。 )
こうした状態はリスクが高いので、病院に行くべきです。しかし、母子共に低リスクの場合、水中出産は快適かつやさしいオプションです。
注記 : 本稿は直接的な医療アドバイスの代わりにはなりません。詳細については大串サラ( sao@imagina.com )
までお問い合わせください。また、電話( 503-703-7825 )で無料の 20 分医療相談を予約することもできます。
ドクター大串は自然分娩の助産婦の資格も持っていて、妊娠、出産、産後の全てにわたるお世話をいたします。自然療法医として、小児科を含むファミリーケア
もいたします。オフィス: 2304 E. Burnside, Suite 101 (予約制)
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